bugbushの日記

3Dプリンター等。Pegasus Touchを使用して色々出力しています。****精度は参考としてください。!!!私のプリント法、管理が間違っている可能性が高いです!!!

極小印刷 #光造形3Dプリンター #FSL3D #Pegasus Touch

インペラーを出力した時に肉厚0.3まで絞れる事はわかっています。


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次回は肉厚0.5のデザインに挑戦しようと思います。



サポートの配置と造形向きがポイントとなります。
如何にサポートを取りやすくするかが特に重要




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ハートプラネットって名前です。

精度テスト(結果)#光造形3Dプリンター #FSL3D #Pegasus Touch

前回の記事

はめ込み部品の精度テスト(準備) #光造形3Dプリンター #FSL3D #Pegasus Touch - bugbushの日記


の結果です




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室温21℃

測定具デジタルノギス (3点マイクロとかシリンダー使うようなものでもない)




径小です。不適合です

あとものすごく楕円になっています。

Φ10.5がΦ10近いので一瞬図面を疑いましたが、ちゃんとΦ10.5になってました

この中では②が一番楕円でないです。

④は②の内径サポート有りバージョンですがサポートをシッカリ除去しないと寸法出せません。リワーク必須です。

①と③は底にも印刷されてゴミがくっついていますがこれは印刷時のモデル高さが低い事が原因ですね。(まぁ最もな原因は光が拡散してゴミができちゃうことなんだけど・・・。)






キャリブレーションが悪い感じがします。

Z軸に円が垂直になっているワークですらこれですからね・・・。



キャリブレーション自体、プリンターで印刷したキャリブレーションプレートを使って目でやってるだけですから・・・。



ミラーが汚れているのもあって印刷不良が内径側の壁にこびり着いたりしてるのが良くない・・・。





現時点の対策はまずミラーをピッカピカに掃除することでしょうか。
あとキャリブレーションをものすごくシッカリやることかな・・・。

どうしてもダメなら図面を工夫するぐらいか・・・。

はめ込み部品の精度テスト(準備)  #光造形3Dプリンター #FSL3D #Pegasus Touch

はめ込み部品用にはめ込みとプリント方法について探りを入れたいと思います。
ついでにキャリブレーションしたのでテストプリント

***印刷は次回やります****

用意するデータ

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リング

   左      右   
   内径Φ10.5mm   Φ10mm
   外径Φ15mm    Φ15mm
   高さ10mm     10mm

丸棒

   外径Φ10mm
   高さ10mm



プリント向き

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①円に対してZ軸が水平(0°)

②RetinaCreateの最適な向き(自動で向きを探ってくれる)

③円に対してZ軸が垂直(90°)

④円の内側のサポートを消した(向きは②を使用)



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サポートオプション

Z軸ピッチ 0.05
サポート密集度①は2  他は3
サポートタッチポイント径0.5mm




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今回の見どころ

①はX,Yのレーザー精度を使用したプリント

②はX,Yのレーザー精度、Zのボールねじ精度が関わる3軸を使用したプリントになる

③はY軸とZ軸を使用したプリント

④は3軸の精度を見る事とサポート不足によるプリント中の剛性不足が精度に影響するかどうか

前回の記事でY軸の精度が高い事がわかったので傾きの方向はY軸方向にしました。

精度と失敗回避・・・#光造形3Dプリンター #FSL3D #Pegasus Touch - bugbushの日記




はめ込む面にサポートがあると頑張ってルーターで削らなければならないので④の精度がバッチリでてくれると今度のプリント方法が変わります。
精度的に一番高いのはやはり①であると思います。ただプリント中にデットポイントが多いのが問題です。


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サポートからワークに移り変わるとき、空中に印刷してしまうのでダレる可能性が非常に高いです。





同じようなやり方でダレた例
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反対側 そこそこ綺麗
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印刷は明日するので結果は明日以降になります。





ちなみに考慮すべき我がプリンターの問題点は

ミラー掃除にファーストコンタクトを使用していないので多少汚れていて光が若干拡散している→レーザーポイント径が多少大きくなる
んごごごご

ガルボミラー掃除#光造形3Dプリンター#FSL3D#Pegasus Touch

掃除の効果がこれだ!



左からミラー掃除しない状態 IPAで拭き掃除 ポリケアで掃除


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本当はファーストコンタクトポリマーを使わなければならないがケチった。

ファーストコンタクトポリマー販売店のリンク
http://www.optoscience.com/maker/pct/pct.html



ミラーが汚れていると光が拡散して照射ポイント外に塊が出来る

樹脂トレイに塊ができる      →       樹脂トレイから剥がれることが出来ない!!
↓                        ↓
固まったワークに釣られる             樹脂トレイにワークが釣られる
↓                        ↓
ワークにビロビロができる。            ワークから樹脂が剥がれる。 




            

失敗!!




次回はレーザーキャリブレーション後のプリントでもします

久しぶりの更新と3Dプリンター#光造形3Dプリンター#FSL3D

自宅の引っ越しなどが有り暫く稼働させませんでした。

樹脂の使用期間が1年を超えたのでプリントしてみましたが。

ミスプリントばかりでした。


それとPDMSレジントレイを自作しました。



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シルガード184でシリコンを張ります

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新しいPDMSレジントレイで印刷


小さいやつ
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でかいやつ初品

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失敗
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30mmあたりで崩壊するらしい


失敗したのは真ん中が空間になっているので、拡散した光があたり、トレイ上に固まる。

固まった塊に釣られて途中から剥がれる・・・

という展開


ワークの向きを変えて再度印刷


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途中何度も樹脂を掃除した。
大変だった・・・。


UVライトで固める

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少し磨いた

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今までで一番背の高いワークなので成功しないと思っていた\(^o^)/

精度と失敗回避・・・#光造形3Dプリンター #FSL3D #Pegasus Touch

久しぶりの更新です。


精度についてとどうしたら造形の失敗を回避できるのか、少しずつ分かってきたので紹介しようと思います



今回出力したのはこれら

2つともZ方向0.1ピッチ

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出力後の造形結果がこれ

赤矢印がX軸    
黄色矢印がY軸です
(テーブルの軸に対してのワークの向きを表してるよ)

左上 DWG=4.9mm ACT=4.91mm右上 DWG=16mm ACT=16.27mm

左下 DWG=Φ60mm ACT=60mm 右下 ACT=61.3mm


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X軸の精度がそれなりにあります。(予想より高精度)

Y軸の精度がX軸に比べるとかなり悪いです。
膨張気味になってます。

Φ60の円が1.3mm程大きめに楕円になっており16mmの板幅が0.3程大きくなってます。

形状の大きさの差が大きいので0.3と1.3の差が出るのかな(?)膨張の差が1mmって・・・。

X軸と比較して精度が悪くなる原因はわかっていません。




もしかしたら~かもしれない




① ミラーが45゜では無いかもしれない



② 樹脂バットがZ方向に傾くから



①についてはキャリブレーションを事前にしており、相対座標での印刷なのでちょっと原因とは考えにくい



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②についてなんですが光造形式3Dプリンターでは
印刷面積が大きいとワークと樹脂バットがくっつきやすく、テーブルが上昇した時に樹脂バットがワークと一緒に上昇していきます。(動画はまた今度)


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反対に、印刷面積が小さいとバットは動きません。




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なので・・・


テーブルがワークにくっついた時、ワークがテーブルに引っ張られ変形する。
Φ60の円は面積が大きく16mmの部分は面積小さい
よって精度の差が出たと・・・(?)

少なからず間違ってはいない・・・気がする。まだよくわからない。

わからないことだらけだ、少なくとも切削加工より精度悪い







もう一つの造形物ですが、

造形する向きをテーブルに対して直角にするのではなく、傾けて造形してみました。
私が今まで失敗していた手法です。

これまでの失敗と成功事例を比較し検討した結果、サポートの面積を増やせば成功確率は上がる事がわかりました。



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結果は成功したように見えますが実は途中で造形が失敗していたものを、偶然回避したものです。

下の写真は別のワークですが造形途中に樹脂がワークに追従して硬化せず、樹脂バットにくっついてしまいます。するとレーザーがワーク上面に照射されず、失敗します。

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↑失敗事例↑




回避出来たのは、樹脂バットに樹脂が引っ付いた状態から、時間が経たないうちに樹脂バット上の固まった樹脂を取り除いたからです。


マジックでなぞった部分が失敗した部分です。
数回分レーザーの照射がされていないので、樹脂が欠如しています。


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欠如していますが、レーザーの出力が大きいのかわかりませんが樹脂バットの面とワーク上面(照射される面)に多少隙間があってもワークに追従して硬化するようです。






あとはサポートの適性量の把握が必要かな

サポート不足による変形が下の写真。板厚と幅が全く安定していない。

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以下は測定結果

内側寸法  DWG=20.4mm
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リブ板厚DWG=3mm  ACT= 2.02mm~3.12mm(一部造形ミスの部分含む)
ただし安定して出力できている部分は2.98mm~3.06mm
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幅寸法DWG=44.7
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DWG=26.4  ACT=26.02~26.43(何故かテーパ形状になってる)
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この部品らの用途


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魔ァ今回の造形は樹脂バットが新品だったしミラーも掃除したしほぼ新品みたいな物だったので
成功してもらわなきゃ困る。

レーザーの硬化深さを把握できれば原点の調整も変わるしミスも減るので次回からまた失敗は減るな~。

よかた~。

次回はカラー樹脂で造形してみようかなぁ。この前買ったしね~。

光造形3Dプリンタ
FSL3D
Pegasus Touch

精度と原因2(FSL3D)

@剛性不足?



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樹脂受けの角一ヶ所が何故か浮いており

ベッドが下がった際隙間ができてしまう問題があった。
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隙間に防震ゲルを入れて対処したところ改善できた。


この沈みに気付かずに距離の調整をしていたのでベッドと樹脂受けの平行が保たれず、プリントの成功率に偏りがあった。(沈んでいた右手前側だけ失敗することが多かった)







@樹脂の劣化
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プリントの失敗に気が付かずに印刷し続けると、固まった樹脂にレーザーが照射されるため光が拡散され樹脂受け上に樹脂の塊が生成される。

おそらく塊に照射し続けると樹脂が焼け、変色するのではないかと思われる。
(樹脂受けに樹脂を放置していたので太陽光が原因の可能性も)






精度


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指輪

Z軸ピッチを5/100設定で造形した場合、形状は0.2㎜ぐらいまでは造形可能





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精度

10㎜の円柱を造形し、精度の確認を行う。

造形するワークの姿勢をx.y軸のみを使用した場合の
精度

±0.1mm

姿勢を傾けて、造形した場合

±0.3mm(楕円になってる)

だった。

画像は3個だけだが実際は12個ぐらい造形してる。


レーザー径が0.08㎜だと考えるとそれなりに精度いいんじゃないかな。

もう少し安定して造形できるようになれば、表でも作って詳しく調べようと思う。